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花瑠璃

気の向くままに、書き綴ったり、描き綴ったりするブログ

反魂香

110205
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「はんごんこう」は死んだ者の姿を見る事ができるお香のこと。
中国の漢武帝は李夫人を亡くした悲しみ故に、
道士に聞かされたお香をたき、その煙の中に夫人の姿を見た。
というお話。

亡き人を想い、逢いたいと思ってしまうのは、
今も昔も変わることのない人の心なんだなぁと思います。

さてさて、一週間に渡って妖怪の絵を描いてきたのですが、大満足です。
可愛くて綺麗なものを描きたかったのです。
仕事には自分の好きな方向性よりクライアントの意思を
尊重することがあたりまえなので、自分の趣向は封印して作業しています。
それ自体はデザイナーとして当然なので、文句はないのですが、
無性に自分の好きなものを描きたくなるんです。

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玉藻前

110204
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「たまものまえ」
言わずと知れた九尾の狐の妖怪です。
絶世の美女だったのだとか。
傾国の美女といわれるものですね。。。

中国の『封神演義』に出てくる妲妃もこれにあたるのだとか。
日本の天皇を誑かして、病に伏せさせたのだとか。
色々な説があるようです。

どう考えても、こじつけですね。
身分の低い女性が天皇の寵愛を受けることが気に食わなくて、
時の権力者が病に伏した天皇の病原にこじつけて、
その座から引きずりおろしたという感じでしょうか。

国が傾いていくことを皇帝や天皇のせいにではなく、
近くにいた美女のせいにすることで、
「玉藻前」という妖怪が生まれたのだと思います。
だから絶世の美女なんでしょうね。

文車妖妃

110203

人魚

110202
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人魚は世界各地で目撃されている妖怪です。
全く違う文化圏で、同じようなものが生まれることがとても不思議です。
ジュゴンを見た人が皆見間違えたのでしょうか。

アンデルセンの『人魚姫』。日本の『八百比丘尼』。
前者ははかなくて悲しい恋の話。
後者は人魚の肉を食べてしまい、図らずも生き続けるてしまう尼の話。

日本の話には人間の後ろ暗い部分がにじみ出ている気がします。
不老不死を望む権力者の話はよくありますが、
不老不死であるが故に苦しむ『八百比丘尼』を通して、
永遠の命を望むことの愚かさが見えるような気がします。

最初に『八百比丘尼』を知ったとき、
自分は死んで土に還ることができる身で
良かったなぁと思った記憶があります。
自然の摂理に反すると人は罰を受けるとうことでしょうか。。。

雨女

110201
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去年も描いた雨女。。。
ほの暗い雨の降りしきる中、
うすぼんやりとした光に照らされて、
嬉しそうに微笑んで立って巫女姿の女性。
なんて怖すぎです。

個人的に、雨女は元気で可愛いイメージです。
「雨降らしちゃいました!てへへ☆」みたいな感じです。
雨蛙や紫陽花も良いですね。
今回は紫陽花は描いてないのですが、雨蛙を描きました。
妖怪の薄気味悪さはを残したいという想いの現れということで。。。

ちなみに、管理人は雨が好きです。
雨の日に室内で読書するのが癒しです。
雨ってどうしてこんなに落ち着くんだろう。。。